仮想通貨取引所のコインチェック(coincheck)は2018年6月7日より仮想通貨ネム(XEM)の出金・売却を再開すると発表した。
購入・入金の再開は未定。
話題のビットコインやアルトコインなど仮想通貨ついて最新情報をお伝えします
580億円相当のネム(NEM)を不正送金された仮想通貨取引所のコインチェック(coincheck)社が、不正送金されたNEMの保有者に対しての補償方針について発表した。
発表された内容は以下の通り
総額 : 5億2300万XEM
保有者数 : 約26万人
補償方法 : NEMの保有者全員に、日本円でコインチェックウォレットに返金いたします。
算出方法 : NEMの取扱高が国内外含め最も多いテックビューロ株式会社の運営する仮想通貨取引所ZaifのXEM/JPY (NEM/JPY)を参考にし、出来高の加重平均を使って価格を算出いたします。算出期間は、CoincheckにおけるNEMの売買停止時から本リリース時までの加重平均の価格で、JPYにて返金いたします。
算出期間 : 売買停止時(2018/01/26 12:09 日本時間)〜本リリース配信時(2018/01/27 23:00 日本時間)
補償金額 : 88.549円×保有数
補償時期等 : 補償時期や手続きの方法に関しましては、現在検討中です。なお、返金原資については自己資金より実施させていただきます。
(引用:公式プレス)
最悪の状況からは一歩前進ということで朗報なのではあるが、補償金額が88.549円というのは被害者にとって納得のいく金額なのだろうか?
不正出金の第一報時点の時価と、現時点の時価がともに110円前後であることを考慮すると、かなり低めの査定となっているのは被害者軽視と言わざる得ないであろう。